水野コレクションIV「鳥のはばたき」
2006年1月1日(祝) - 2月26日(日)
「羽ばたき」に思いを馳せる。
水野コレクションを『花鳥風月』のテーマにわけて紹介してきた年間のシリーズ展示も今回で最終回。有終の美は、"鳥"で飾ります。
日本画の中で最も描かれている鳥、鶴。その高貴な姿は画家たちの絵心をくすぐるのでしょう。また、「鶴は千年、亀は萬年」という言葉もあるように、仙鳥と呼ばれる鶴は長寿の象徴としても長く愛されてきました。今回の展覧会では、鶴を中心に華麗な鳥を描いた作品を展示します。
新年を祝う席には欠かせない橋本雅邦「鶴亀仙人(黄安・王子喬図)」。伸び伸びと鶴が飛び交う不老不死の山・蓬莱山を描いた横山大観「蓬莱神山」と大山忠作「蓬莱朝陽」。鶴の立ち姿の美しさを余すことなく描いた西郷孤月「雙鶴」。群青の絵の具の大胆なタッチで躍動感を表した堅山南風「飛翔」。そして、表面の児玉希望「烏鷺」(左隻)は、大胆に塗られた背景の緑青と繊細に描き込まれた白鷺の対比が大変美しく、その羽音までが聞こえてきそうです。
羽ばたく鳥のよう、新しい一年が飛翔の年となりますように・・・。

新春特別企画 お琴と茶菓のおもてなし
日時:2006年1月1日(日) 1回目/11:00 - 2回目/14:00 -
場所:1階ロビー
初詣の際には、ぜひ美術館へお越しください!
開館時間
9:30〜17:00(最終入館16:30)
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)入館料
一般800円/中学・高校生600円/小学生300円
※20名様以上の団体は各100円引き
※小・中学校が授業の一環として利用する場合は無料
※小・中学生は、毎週土曜日無料
※障がい者手帳をお持ちの方は、入館の際提示で半額
※お着物でご来館の方は半額