開館5周年記念 特別企画展「大倉集古館の名宝」
2007年8月4日(土) - 9月2日(日)

大倉集古館は、日本初の私立美術館として大正6年に開館した歴史ある美術館です。実業家・大倉喜八郎と喜七郎の親子2代によって築かれたコレクションは、国宝、重要文化財、重要美術品に指定されている作品も含めその数2000点を超えます。
「国宝・重文」美麗なる仏画と王朝美術。
明治から大正にかけて次々と新たな企業を興し、一代で大倉財閥を築き上げた喜八郎は、実業家として名をなす一方、中世の仏教美術や江戸期の華麗な屏風作品など貴重な美術品の収集にも務め、さらにそれらを広く公開するため自邸内(現東京都港区 ホテルオークラ前)に大倉集古館を設立しました。
「大観・玉堂・栖鳳」近代日本画の精華。
嫡子・喜七郎は、父の残した多くの事業を引き継ぎながら、ホテルオークラの創設など日本のホテル業界に功績を残しました。さらに、ケンブリッジ大学への留学経験を持ち、音楽や芸術、スポーツなど多趣味な文化人でもあった喜七郎は、日本美術を世界に紹介しようと、昭和5年、ローマで大規模な日本美術 展覧会(ローマ展)を開催しました。開催にかかる経費はもとより出品作品の制作費にいたるまで、全て喜七郎の私財が投じられました。こうして横山大観《夜桜》をはじめ近代日本画を代表する名作の数々が生み出されました。
国宝《古今和歌集序》・《随身庭騎絵巻》からローマ展出品作まで、大倉集古館が誇る名宝の数々が一堂に展示されるこの展覧会をどうぞお見逃しなく!
開館時間
9:30〜17:30(最終入館17:00)
休館日
会期中は無休入館料
一般1000円/中学・高校生700円/小学生400円
※20名様以上の団体は各100円引き
※小・中学生は、毎週土曜日無料
※障がい者手帳をお持ちの方は、入館の際提示で半額
※お着物でご来館の方は半額